自分は将来いくら年金がもらえるのか。老後の生活費は足りるのか。こうした不安を抱える方は少なくありません。実は日本の年金額は、ある程度自分で目安を計算することができます。ここでは国民年金と厚生年金、それぞれの計算方法をわかりやすく解説します。
まずは国民年金についてです。国民年金は20歳から60歳までの40年間、保険料を納めた場合に満額を受け取ることができます。2025年度の満額は年額約80万円です。計算式は、加入年数を40年で割って満額を掛けるだけです。たとえば30年間納付した人であれば、30割る40をして、それに80万円を掛けると、年間約60万円が目安になります。
次に厚生年金についてです。厚生年金は会社員や公務員など給与所得者が対象で、収入に応じて受給額が変わります。計算は複雑ですが、ざっくりとした目安として、平均月収に係数を掛けて月数で調整します。例えば月収30万円の人が40年間(480か月)加入した場合、報酬比例部分はおおよそ年間79万円程度となり、ここに国民年金分の約80万円が加わるため、合計で年間159万円(月にすると13万円程度)を見込めます。
自分の年金額を正確に知るには、2つの方法があります。一つ目は日本年金機構が提供する「ねんきんネット」での確認です。マイナンバーや基礎年金番号を使って登録すれば、これまでの納付実績や将来の見込み額をインターネット上で確認できます。二つ目は毎年届く「ねんきん定期便」です。こちらにも過去の納付記録や見込額がわかりやすく記載されています。
年金額は納付期間や収入によって大きく変わるため、今から記録を確認し、将来の準備を始めることが大切です。特に自営業やフリーランスの方は、iDeCoなどを併用することでより安定した老後を目指すことができます。年金制度を正しく理解し、自分に合った備えを早めに考えておきましょう。